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金の丘
昔、金が枯渇し国は危機を迎えたが、人を金に換える技術が開発されたことで食べ物と引き換えにした志願者達の犠牲の上に危機を脱した。その偽りの金がやがて腐るとしても。現在、「金」がどういうものだったのか誰も知らないが、偽りの金を埋め立てたこの丘は今も国を見下ろし、夕陽色に輝いている。
補足
錬金術の犠牲者の遺体を埋め立てた集団墓地にススキかなんか生えて金色に光っててきれいだねって話。
「金」の概念がもうないので夕日に例えてるけど本当は金色。
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