第5話 支配される性感帯

1/1
前へ
/14ページ
次へ

第5話 支配される性感帯

浴室に入ると純矢さんは、俺を椅子に座らせた。 そしてもう一つの椅子を俺の真後ろに置き、純矢さんも座った。 「久々の風呂やろ~(笑)綺麗にしたるからな♪」 そう言って、ボディタオルにソープを付け、泡立て始める。 ある程度泡立つと、俺の背中を洗い始めた。 「痒いところないですか~?(笑)」 どっかで聞いたことがあるようなセリフを言った。 「はい、大丈夫です~」 定番の流れのように返事をした。 そしてある程度背中を洗い終えると、手に泡を移し、純矢さんが身体を密着させてきた。 純矢さんの体温が俺に直に伝わる。 純矢さんは泡だらけの手を俺の脇下から前に持ってきて、俺の上半身を優しく洗い始めた。 俺は純矢さんにもたれかかるように、身を(ゆだ)ねた。 手を滑らせるように洗い、俺の両乳首を手のひらを使って洗い始める。 「あっ…」 思わず声が出てしまう。 俺が感じている事が分かったのか、純矢さんは今度は人差し指で乳首をコリコリ刺激し始めた。 「あん…、気持ち良い…」 乳首は純矢さんの愛撫(あいぶ)を喜ぶかのように、ピンと勃起している。 勃起すると、更に感度が良くなり、息が荒くなってきた。 「はぁ…はぁ…んぁ」 完全に純矢さんのペースだ。 ある程度刺激し終えた純矢さんの手は、右乳首から離れ、既に大きくなり始めているチンコに移動した。 「湊、気持ちええか?(笑)チンコ元気になっとるで…」 そう言って、泡だらけの手で、チンコを優しく(しご)き始める。 左手で乳首、右手でチンコを刺激されている。 気持ち良くならない訳が無い。 純矢さんの右手によって可愛がられたチンコは、完全に勃起してしまった。 チンコは皮を完全に剥かれ、遊んでいない亀頭を優しく刺激する。 「あっ…あっ…」 声にならないような声で(あえ)ぎ始めた。 最初は気づかなかったが、背中に当たっていた純矢さんのチンコも勃起しているようだ。 「湊、出してええんやで?(笑)しばらく出してなかったから、溜まってるやろ…?(笑)」 純矢さんが悪戯っぽく笑いながら言った。 確かにここ2週間ほど出しておらず、早くも限界が来てしまった。 「純矢…さん、出ちゃう…、出して良い…?」 弱々しい声で純矢さんに聞く。 「あぁ、ええで…。射精するとこ見せてや…(笑)」 そう言って純矢さんは、俺の顔の横からチンコを覗いてきた。 性感帯を2ヶ所も刺激されている上、大好きな純矢さんに見られているという事が、更に興奮させる。 純矢さんは、器用に手のひらで陰茎を支え、親指と人差し指で亀頭を優しく刺激している。 もう限界だった。 「純矢さん…!イク…、イク…!」 そう言った直後に、俺の亀頭からは大量の精液が吹き出した。 精液は純矢さんが亀頭を刺激する度に吹き出し、床にボトボトと垂れる。 ヌメヌメとした手で刺激されて、最高に気持ちが良かったと同時に、射精の瞬間を純矢さんに見られ、恥ずかしくなってしまった。 射精が落ち着くと、純矢さんは後ろから抱き着いて来た。 「湊、可愛いかったで…。絶対幸せにしたるからな…」 「俺も…大好きだよ…」 そう言うと、 「湊、俺のも可愛がってくれへんか?(笑)」 『待ってました!』 心の中ではそう思いながらも、 「うん、いいよ。」 そう平然を装って言った。 すると座っていた俺をくるっと反転させ、純矢さんと向き合う形になる。 純矢さんのチンコは、しっかり勃起していた。 少し長さと太さを増し、ピンと上を向いている。 血管が薄ら浮かび上がり、触ってもいないのにピクピクと動いていた。 「ワシのチンコ、もうこんなんなってしもうたわ…(笑)湊、好きにしてや(笑)」 そう言って、純矢さんは手を後ろで組み、仁王立ちになり、チンコを俺に突き出した。 とてもヤクザの組長とは思えなかった。 俺はドキドキしながら、純矢さんのチンコに手を伸ばす。 チンコに触れた瞬間、ピクンと反応する。 興奮がマックスの中、ゆっくり優しくチンコを扱き始める。 すると純矢さんは天井を見て、 「あっ…ええで…。湊の手、柔らかくて気持ちええでぇ…」 扱き始めてすぐに、亀頭から先走りが出始めた。 「純矢さん、気持ち良い?先走り出てきたよ?(笑)」 そう悪戯っぽく言うと、 「あんまそんな事言うなや…。恥ずかしなるやろ…。」 純矢さんの顔は真っ赤になっていた。 そんな顔も可愛かった。 しばらく扱き続けていると、フェラしたくなってきた。 俺は右手でチンコを固定すると、純矢さんの亀頭を舌先でペロペロ舐め始めた。 「んぁ!気持ちえぇ…。」 純矢さんも喘ぎ始めた。 面白くなった俺は、空いている左手で乳首を刺激し始める。 乳首も既に勃起していて、指先でコリコリする度に、純矢さんは喘ぎ声を上げる。 亀頭からは、どんどん先走りが出て来て、俺の喉を通過する。 少ししょっぱかったが、幸せな味だった。 10分ほど刺激していただろうか。 「湊、もう出そうや…。出して良えか…?」 細い声で純矢さんが聞いてきた。 俺は、チンコを咥えたまま頷く。 「口に出して…良えんか…?」 俺は再び頷く。 すると純矢さんは俺の後頭部に手を当て、自ら腰を振り始めた。 少しずつ動きが早くなってくる。 そして… 「湊、イク…、イクでっ…!」 そう言って、俺の口の中で果てた。 亀頭からは、ピュピュっと暖かい精液が飛び出し、俺の口の中に溜まり始める。 俺は舌先で亀頭を刺激し、射精の手助けをする。 「はぁ…。はぁ…。はぁ…。」 よっぽど気持ちが良かったのか、純矢さんは肩で息をしていた。 精液を口で受け止めた俺は、口をチンコから抜いた。 そして、口内に溜まった精液をゴクリと飲んだ。 純矢さんの暖かい精液は、喉を伝い、俺の中に入っていった。 俺が飲んだ事が分かったのか、純矢さんは、 「お前、飲んじまったのか?(笑)可愛い顔して、変態なやつだなぁ(笑)」 笑いながら言った。 「今度は湊の精液も、飲ませてもらうからな…(笑)」 そう言って、純矢さんは俺にキスをし、一緒に湯船に浸かった。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

83人が本棚に入れています
本棚に追加