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イヤ、そう単純に喜んでイイのだろうか。 彼女はオレが思っているような、そういう感情で、会おうと言った訳ではない。 過去にタイムスリップして、不安で怖いし訳判らんし心細いし、どうして良いか病んでいる時、同じ運命の人物がいた。 それがたまたまオレだった。 オレじゃなくても良かった。 頼れる人がいた。だから少しでも一緒にいて、共感し合いたい、情報交換したい。 キズのなめあい。 それだけの感情かもしれない、というか今の所、そうであろう。 だがこれはチャンスだ。 この世界で、これからどういう展開になって行くかはオレ次第と言うことか。 明日になってどうなっているかは判らないが、コッチの世界も悪くないかもなどと、少しずつ思い始めるオレかいた。
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