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20時前に30分間の休憩時間に。 何処かに電話を掛けている派遣さんにお辞儀をしてから、面接の部屋を出た。 部屋を出てから人事部の部屋に向かっていると・・・ 「的場さん!差し入れ!!」 と・・・。 同期の男子2人がビニール袋を渡してくれた。 それを受け取り微笑む。 「嬉し~い!!ありがとう!!」 「あの派遣社員、的場さんに無理させ過ぎじゃない? 夜中まで2人で面接してるんでしょ?」 「うん、1番遅くて深夜2時があったかな。」 困った顔で微笑んだ。 「でも、派遣さんが頑張ってくれてるのに正社員の私が頑張らないわけにいかないしね。」 「それにしても、その時間だと社内で2人きりなんだよね? 同期みんな心配してるから!!」 「ありがと~!! でも、私強いから大丈夫!!」 「酒は強いけどな!!!」 同期2人が楽しそうに笑っている。 それに私も微笑みながら笑う。 「的場さん可愛いし小柄だからマジで気を付けてね!!」 「うん、ありがとう! ・・・でもあの派遣さん、あんなに見た目も良いから女の子に困ってないでしょ!!」 「・・・そうか~? 男で派遣だし、何か訳ありなんじゃない?」 それには私も何も言えなくなる。 仕事も出来るようなのに、何故か派遣をしている。 「とにかく!何かあったら連絡しろよ!!」 そう言って、同期2人が帰っていった。 昨日は他の同期にも声を掛けて貰った。 女の子とも仲良くしているけど、同期の男子数人は完全に私を女として好きなようで。 メッセージも頻繁に送られてくるし、動きの様子が完全にそうで。 それに今日も苦笑いをしながら受け取ったビニール袋を手に人事部の部屋に入る。 中身を見てみると、サンドイッチやヨーグルトやジュース。 それと甘いお菓子まで。
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