プロローグ

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  「アレをやるんですか?」     「あぁ、国から命令が出た」     大きなテーブルに十人程の男達が座っている。皆何処か偉そうな雰囲気を漂わさせている     「理事長、何故こんな事を?」     この集団の中で一番若そうな男性が長方形テーブルの一番奥に座っている威厳ある風格の老人に尋ねた     「何故か?お上の意向など我々には分からんよ」     威厳ある風格の老人は少し困った様子で言う。それを察したのか若そうな男性はうつ向いた     「とにかくお上の意向に逆ら訳にはいかない。皆さん指定された学校への手配宜しく願いたい」     その場の全員が頷いた         「プロジェクト∞の開始だ」  
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