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そのイケメン(?)のことが気になりながらも、とりあえず、当初の目的である姉のことを訊いてみる。
隣のイケメンにこだわっていることを知られたくなかったからでは、決してない。
「お前の言うおねえさんって、あれか。
実は従姉とか、おばさんのことなのか?」
和香は斜め上を見たあとで、
「そうかもしれないですね」
と言った。
なんなんだっ。
そうかもしれないですねってっ。
「じゃあ、おばさんで」
と言って、和香は、にこ、と笑う。
じゃあってなんだっ?
ここでさらに姉のことを追求しようと耀は身を乗り出した。
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