神秘解禁

10/12
前へ
/12ページ
次へ
『これが、ペンション・ウィッチの、プレミアムでーす』 『ワーオ! 最高!』 『さー、そのへんを空から散歩しましょうか』 『いいですねー!』  僕たち二人‥‥じゃなく、二羽の鳥は、急速に池から飛び立った。  そして、実に美しい山々を、上空から見物していった。  こんな体験が出来るとは、まさに夢のようだった。  ペンション・ウィッチに向かうため乗ってきた列車が、まるでオモチャのように見え、面白かった。  近くの道路を走る車両も、まるでミニカーで、とてもユカイだった。  ある音が耳に届いたので見てみると、可成りの水量を落とす雄大な滝が見えた。  すると彼女が、近くの木の枝に僕を誘った。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加