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「その、ウロコが虹色に光る魚を釣るんですか?」
僕は、あくびを口中で殺してから、訊いた。
「うーん……アレが釣れるかしら……」
よく見ると、彼女の横顔が、何所となく変化しているように思えた。
僕は、何かとんでもない事に巻き込まれたようで‥‥
意味も無く、池の周りを見回した。
その時、僕は、出発前のことを思い出した。
この村に関する事を検索していた時、この村にある伝説のような話のことを。
しかし、その内容が、何故か思い出せなかった。
――あれ、おかしいな‥‥?――
僕は、頭の中をかきまわしている心境だった。
――おかしいな‥‥?――
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