US-19 デトロイト

US-19　デトロイト

ユナイテッドステイツ社の近接特化型AS。色は鮮やかな青に白のライン。第3世代後期の機体であり、装甲や武装の少なさ、電磁力の反発作用により、素早い動きと目にも止まらぬ斬撃を得意とする。
ASとしては異常なほど武装が少なく、16本のスタンナイフを機体各所に装備しているのみである。
太腿部側面に左右1本ずつ収納、腰部に左右2本ずつの計4本マウント、右胸と腰部に1本ずつ、左右の手首と肘に1本ずつ計4本、右肩のベルト状のパーツに2本、両足の底部分に1本ずつ。これらを駆使して戦闘を行う。スタンナイフは単純な白兵戦闘の他、投擲して中距離武器にしたり、索敵用の機械に刺してジャミングをしたり、後述する放電の誘導をしたりする。

両腕、両脚内部には電磁コイルが搭載されており、これにより電磁力の反発を利用して高速移動を可能とする。しかし最大出力にすると、100%磁力へのエネルギー変換がされず、意図せずに電気が漏れ出てしまう。これを逆に利用し、戦闘の切り札として使用するため、マニピュレータやつま先の先端には電力を流すために特別な金属が使われている。

元々は新型機に搭載するための時限型システムの実験機であったが、システムと電磁コイルとの相性が悪く、また機体の各パーツがシステムの出力に耐えられなかったため、時限型システムは搭載されずにロールアウトすることとなった。