決意 ‐determinazione‐

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   牙を剥くダリアの問いかけを聞き、ダイアンシスは思い出したように人差し指をぴんと立て答える。 「ああ、お前が連れていたあの眷属のことか。言っておくが、彼を殺ったのは私ではないぞ。私はお前を助けようとしたのだ」 「何!?」  思いがけない事実に、ダリアは瞠目し返す言葉をなくす。そして彼の口より語られたのは、あの時に何が起きていたかの真相だった。  
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