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農園主
紫藤 羅甲
「まあ、仕方ないさ…ほら、入って。」
片手に野菜コンテナを持ち直した
紫藤さんは玄関のドアを開け、家に入れてくれたっ
私
春風 瑠璃音
「失礼しまぁす…」
玄関先で靴を脱ぎ、振り向く。
農園主
紫藤 羅甲
「その廊下、進んだ先にリビングがあるんだ
その食卓の椅子に座っていてくれ。
茄子料理、ふるまうからさ…」
私はうなずき、廊下を進んだ先の
リビングにある椅子に座った。
私
春風 瑠璃音
「…」
有名農園の方の手料理…っ
ど、どんな感じなんだろう!
レシピを盗めるものなら
盗んでみたいかも…
紫藤さんに微笑みかけられて
ドキッとしつつ、微笑み返す。
農園主
紫藤 羅甲
「よし、少し待っていてくれ…」
私はうなずき、手袋を外した紫藤さんは手を洗って
先ほど収穫してきた茄子姫達を調理し始めた。
手早く切ていき、焼いたり、煮たり…
流れるような動作で料理を作っていく。
ヤバい…動きがプロだ…
私
春風 瑠璃音
「すご…」
そうこうしてるうちに
まず出来上がったのが、茄子の炒め物…
その次に出来たのは茄子の味噌汁…
次に真っ二つの焼き茄子の断面に
とろとろチーズが乗ったものが完成
食卓テーブルに並べられていく!
農園主
紫藤 羅甲
「茄子姫酒を持ってこないとな…」
紫藤さんは、どこかへ行ってしまった。
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