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私はテーブルの上に並べられた
茄子姫料理に生唾を呑み込んでる…
私
春風 瑠璃音
「お、美味しそう…っ」
…
農園主
紫藤 羅甲
「お待たせ~、持ってきたぞ。」
紫藤さんが大切そうに持ってきたのは
果実酒の瓶に乱切りにされた
茄子姫が入ったお酒!
これが、茄子姫酒…!
私
春風 瑠璃音
「わあ…!」
それが、食卓テーブルの真ん中に置かれ
小さなコップも一緒に置かれる。
農園主
紫藤 羅甲
「あ、そうそう…ご飯もだ…」
紫藤さんは、ダシ炊き茄子ご飯を用意していて
それも、お茶碗に盛ってくれたっ
私
春風 瑠璃音
「あ、ありがとうございます!」
紫藤さんは微笑んだ…
農園主
紫藤 羅甲
「オレの自慢の茄子姫酒
1口呑んでみてくれ。」
紫藤さんが、果実酒瓶を開けると
ほわっと茄子姫の甘い香りが広がって
小さな、おたまですくったお酒を
小さなコップに注いでくれた。
私
春風 瑠璃音
「い、いただきます。」
口に含んだ瞬間、茄子姫の独特で
濃厚な甘味が広がって、ゾワゾワした!
農園主
紫藤 羅甲
「蒸留酒に浸けた茄子姫、食べてみて。」
金属のサイバシで紫藤さんは
瓶の底に沈んでる乱切りの茄子姫を
いくつか取り出し、小皿に盛る。
私
春風 瑠璃音
「このお酒、美味しい…
あ…いただきます…」
お箸で、蒸留酒につけたあった
乱切りの茄子姫を食べると
体がポッポッしてきた…
このしゃくりとした食感
やっぱり美味しい…!
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