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ん…一瞬、ふらっとしたような…
農園主
紫藤 羅甲
「オレの茄子姫酒
気に入ってくれたみたいだな
良かった…♪ いただきます…」
紫藤さんも自分のコップに
茄子姫酒を注いで、呑みながら
茄子料理を食べ始め
私も、茄子料理を食べる…
私
春風 瑠璃音
「おいひぃ…//」
チーズがのせられた
焼き茄子姫、うまぁ~///
お酒がすすむぅ~♪
農園主
紫藤 羅甲
「キミは、さ…巷を騒がせる
紫河童のこと、どう思ってる?
茄子農家のオレからすれば…
茄子を食い荒らす害獣のような存在なんだけど…」
私の食事の手が止まる…
私
春風 瑠璃音
「紫河童さんは、私の命の恩人なにょ!
河童しゃんのワルグチはゆるしましぇんかはね!
あのヒトが…助けてくれなかったら
私、ここにはいなかったしぃ!
それに…茄子を食べるのは、いきりゅため!
私なら、自分で育ててるヘタミドリ
ぜんぶあげても良いんでしゅ…!」
モグモグと茄子料理を食べてるけど
いま、どの料理を食べてるか意識がはっきりしない…
農園主
紫藤 羅甲
「…だから、自分で農園をやってるんだ…オレは…
人様の迷惑にならないように…
まさか、この娘は…あの時の…」
…?
私
春風 瑠璃音
「しどう…しゃん…?」
なんだか思い詰めたような顔にみえて
私は首をかしげていた。
農園主
紫藤 羅甲
「あ、いや…なんでもないんだ…なんでも…」
しどうさんは、お酒を1口呑んで
茄子料理を食べ進めてる…
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