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【じっとしてられなくて、レストランを飛び出して…
外は大雨の後だったのを、まだ覚えてる。】
れすとらんから、とびだしたわたしは
ひとがいっぱいのところをはしりぬけて
おそとにとびだしてた!
わたし
ルリネ
「きゃははっ!
じめんがびちょびちょだあ~♪」
おくるまがいっぱいとまってる
むこうから、みずのおとがきこえてきて…
わたしは、おとがするほうにはしっていって
きのぼうをとおりぬけた!
そしたら、ばーってちゃいろいみずが
いっぱいながれてて…
もっともっとむこうになにかいた!
紫河童
「こりゃ、すげぇな…
川がこんなに氾濫してやがる…
ま、いい運動が出来そうだから
まあいい…って、ん…女の小人…?」
あれって、パパとママがはなしてた
むらさきいろのカッパさんかな!
わたし
ルリネ
「きゃはは!お~い!
むらさきいろのカッパさああん!」
その、ちゃいろいみずのそばで
カッパさんにぴょんぴょんしながらりょうてをふる!
紫河童
「バカ、そこで跳ねんなって!
大雨の後で滑りやすくッ!?」
あしが…つるんってなって…
おそらが、みえてっ…つ、つめたいぃいい!
わたし
ルリネ
「きゃあああっ!」
つめたいっ、くるしいっ
ごぼっごぼぼっ…
紫河童
「ああもう!
だから言わんこっちゃない!」
わたし、まだおよげないぃい
わたし
ルリネ
「だずげぇでぇ…っ」
あ、か…カッパさんが…
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