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この人…どこかで、会ったことある気がする…
男性の柔らかい視線…それに髪型とか
助けてくれた、紫河童さんに似てるかも…
胸元には紫藤茄子農園のロゴがあるわね。
男
「あの、なにか…?」
そ、そんなことより、いつも
買わせてもらってる、茄子農園の人だ!
私
春風 瑠璃音
「あ、あの…いつも美味しい茄子!
ありがとうございますっ
特に茄子姫が絶品で!
私、いつも買わせてもらってるんです!
今日も買わせてもらおうと思ってて…」
男性は微笑んでる。
農園主
紫藤 羅甲
「…へえ、そんなに
うちで栽培してる茄子が好きなのか…
そんなふうに言ってくれたのは
キミが初めてかもしれない。
あ、オレは紫藤茄子農園の
農園主、紫藤 羅甲と言う者で…」
私達は他の人の邪魔にならないところに移動する。
私
春風 瑠璃音
「あ、あのっ!同じ茄子農家として
私…貴方の農園を見学したいですっ」
紫藤さんは、嬉しそうな顔をした!
農園主
紫藤 羅甲
「そうか、嬉しいな!
この後の予定とかは、大丈夫かい?」
私は、大きくうなずいてる。
私
春風 瑠璃音
「はい…♪」
彼は頷く
農園主
紫藤 羅甲
「じゃあ、いこうか。」
私はその場で小さくガッツポーズしてから
彼の後に続き、駐車場に駐車していた
紫藤茄子農園のロゴが書かれた
茄子色トラックのそばに案内される。
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