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神様から捨てられた玩具はガラクタとなった。
同じく打ち捨てられた世界で、今日もガラクタ達は神様にもう一度会うために戦争をする。朝日が昇り、陽が落ちるまで。
戦争に勝てば、神様がもう一度拾ってくれる、なんていうおとぎ話を信じて。
俺は、神様なんて嫌いだ。
こんな荒れた世界に、救われもしないガラクタを積み上げ、終わらない戦いをさせる神様が。
だから、俺は戦争なんてしない。壊れもしない俺は、この世界でただひとりきり、何も得られない時間を過ごしていた。
そうーーーアイツに、会うまでは。
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