木漏れ日

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木漏れ日

ちらちらと揺れる光に、ふと我に返った 木の葉の間からこぼれ落ちる光に、思わず細めた目 首の下であたたかなあなたの腕、耳に安らぐ健やかな寝息 もう少しこうしていたい、でも。 身体をひねった先のあなたの鼓動 ぎゅっとあたしを抱きしめる無意識の力強さ あたしがいるからあなたがいる あなたがいるからあたしがいる ぎゅっとあなたを抱きしめ返し、あたしは初めて思った このまま時が止まればいいのにと
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