9人が本棚に入れています
本棚に追加
私の休みは不定期だ。月末に次の月のシフトが決まる。
私が休みの日(その前日から)には私が駿の部屋に行き、私が遅番で朝ゆっくりできる日には、駿が私の部屋に泊まりに来る。
部屋がそこそこ暖まると、私は朝食を作る。
駿を乗り越え、ベッドを出ようとすると、後ろから駿が抱きつき引き寄せられた。
「もう・・・、朝食作れないよ!」少し抗議の口調で言う。
「神秘的な柔らかさだ」少し乳房を触り、いつもそう言ってから離してくれる。
私は、ジェラートピケのパジャマを着て、キッチンに立つ。
サラダと半熟卵のベーコンエッグを作りパンをトーストする。
その間に駿はトイレと洗顔を済ませ、歯を磨き、髪を整える。
「できたよ」
コーヒーを淹れ、小さなテーブルに運びながら、鏡に向かってネクタイをしめている駿に声をかける。
「うん、ありがとう」そう応えて、席に着く。
「頂きます」そう言って、駿はサラダを食べ、ベーコンエッグに手を付ける。
最初のコメントを投稿しよう!