ポンポンな日常のお祝い【声劇上演用台本】

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ab0cc762-4aae-44ee-bcdb-1d662d45dd320: 0:パオ太の家でニャン助とペンペが部屋の飾り付けをしている 0: 0: ペンペ:ねーねー、このおはな?はここでいい? ニャン助:なんでペンペは同じ色を並べるんだよ?別な色を並べた方がキレイだろ? ペンペ:あ、そっかぁ!ニャン助はいつもかしこいなぁ。じゃあ、ピンクの隣だから……。 0: 0:キッチンで何かしていたパオ太が2人に声を掛ける 0: パオ太:ちょっとぉ!飾り付けに2人もいらないだろー?こっちに1人手を貸してよー! ニャン助:ん?さっきからパオ太はなにしてるんだ? パオ太:は?パーティーの準備に決まってるだろー!今更なに言ってるんだよー! ペンペ:ね、ね!なんか良い匂いがするよね?パオ太、なにか作ってるの? パオ太:うん、なんたって今日はテテぽんをお祝いするパーティーだからね!美味しいお菓子をたぁっくさん作っておもてなししないと! ペンペ:(ジュルリ←よだれ) ニャン助:なんでそこでペンペが食い意地出すんだよぉ!? ペンペ:あっ、つい……。ごめんね、えへへ。 0: 0:約束の時間の2時間前に関わらず、テテぽんがやってくる。 0: テテぽん:チラッ……。 0: 0:テテぽんが少しだけ玄関を開けて覗くとと秒でばれる。 0: ペンペ:うわぁ!なんでもう来てるんだよぉ!?まだ時間じゃないだろぉ!? テテぽん:え、あ、その、あの……。なんかボクのお祝いしてくれるって言うから、嬉しくてつい……。 ニャン助:「つい」じゃないんだよぉ!まだ準備してる最中なんだから困るって! テテぽん:ご、ごめんね?だけどさ……今日は一体何のお祝いなの? パオ太:え?お祝いに理由なんている? テテぽん:は? ペンペ:は? ニャン助:は? パオ太:ボクはテテぽんが元気で毎日楽しくしてればそれだけでいいなーって思って。そんな日が送れてるのってめっちゃ幸せじゃん?それをお祝いしたかったんだよ! ニャン助:な、なるほど……。 ペンペ:なるほど……。知らんけど。 ニャン助:ペンペはお菓子が食べられれば良いだけだろ! ペンペ:てへっ、バレたかぁ!(笑) テテぽん:ボクが……毎日楽しくしてれば……。ありがとう、ありがとう、みんな!(感涙) 0: 0: 0:一旦準備はお休み。パオ太がお茶を入れてみんなで話し出す。 0: 0: テテぽん:あのさ?ボクのことをおいわい?してくれるのも嬉しいけど……ボクはみんなも元気で楽しくしてくれてるのは嬉しいよ?だから……。 ペンペ:だから? テテぽん:今日は「みんな元気で良い日だね!」のお祝いの日にしようよ! ニャン助:なんだそりゃ……。 パオ太:いいね、いいね!「何でもない日をお祝いする」んだね! ニャン助:それって祝う意味あるのか……? ペンペ:もう、ニャン助のばか!いちいちうるさいなぁ!みんなで集まって楽しくおしゃべりして、美味しいお菓子が食べられたらそれでいいじゃん! ニャン助:ペンペは最後だけが目的な気が……。 0:ペンペ、黙ってニャン助にグーパンチ ニャン助:ぐはっ……。 テテぽん:ぺ、ペンペ……。暴力は良くないよ?せっかく楽しい「何でもない日」が「流血の日」になっちゃうでしょ? ペンペ:あ、そっかぁ!ごめんごめん!てへっ!(笑) ニャン助:(鼻血をおさえながらぼそっと)「てへっ!」じゃないのよ……。 0: 0: 0: パオ太:じゃあさ?もう飾り付けはしなくて良くない?「何でもない日」なんだから。 ペンペ:そうだね!ボク、ちょっと面倒に…… ニャン助:(遮って)なんだって? ペンペ:な、なんでもないです……。(しょんぼり) テテぽん:い、いちいち揉めないでよ!元々はボクのお祝いしてくれるはずだったんでしょ? パオ太:そ、そうだよ!二人ともそんなにカリカリしないで! ニャン助:あ、ああ……ごめんね……。 ペンペ:ごめんなさい……。 パオ太:あ、あやまらなくてもいいよぉ! 0: 0: 0: パオ太:ふー。さて、一服もしたしそろそろお菓子作りに入らない? ペンペ:わー!やるやる!なに作るの? テテぽん:わくわく! ニャン助:……ボク、お菓子作ったこと無いんだよなぁ……。 パオ太:大丈夫だよぉ!そんなにむずかしい物作らないから! ペンペ:ボクあるよ!材料何があるの? パオ太:えーと、基本はこむぎこ?でしょー?あとは……リンゴと、洋梨と……。 テテぽん:え、ええぇっ!? ニャン助:どうした?テテぽん? テテぽん:ボク……くだもの……食べられないんだよ……。アレルギーで……。 0: ペンペ:えーーーっ!?(声をそろえて) ニャン助:えーーーっ!?(声をそろえて) パオ太:えーーーっ!?(声をそろえて) 0: 0: ニャン助:……マジか……。 ペンペ:季節のくだもののお菓子、ぜんめつなの……? テテぽん:う、うん……。ごめんね……。 0: パオ太:ふ……ふふふふ……はっはっはは! 3人:なっ!? パオ太:だぁいじょうーぶ!まだ残ってる物はあるよ! テテぽん:な、なになに? パオ太:テレレテテぽんテー!「チョコレート!」 ニャン助:お、おお……! ペンペ:これならテテぽんも食べられるよね? テテぽん:う、うん!でもチョコレートでなに作るの? パオ太:なんでもいいけど……ボクはよく「ざっはとるて」を作るよ? ペンペ:ざっはとるて……? ニャン助:ああ!よく上に粉砂糖が、こう、ザーッとかかってて…… テテぽん:あ、それなら食べたことある!おいしかった! ペンペ:おいしいの?それおいしいの!?(にちゃあ←よだれ) テテぽん:……ペンペ、ハンカチ貸そうか……? ペンペ:(ハッとして)だ、大丈夫だよ!ありがとう!(口元を拭く) パオ太:他にもクッキーやスコーンや……なんやかんや作れるよ!こむぎこは万能だからね! テテぽん:やっぱりこむぎこはすごいんだよね!さすがボクの目の付け所は……ゲフンゴフン! ニャン助:(M)ああ、テテぽんの過去の記憶が……。 0: 0: 0: 0:―2時間後、数種類のお菓子が焼き上がる― 0: パオ太:出来たぁ! テテぽん:やったぁ! ニャン助:うまくいったな! ペンペ:ジュルリ……。(今にも食いつきそう) パオ太:あっ、こら!ペンペ!まだ食べちゃダメだよ!ちゃんとテーブルに並べて、飲み物も準備してからお祝いを始めないと! ペンペ:わ、わかったよぉ……。(またよだれを拭く) 0: 0:―一同、出来上がったお菓子をキッチンからテーブルに運ぶ― 0: パオ太:さぁてっと。さっきは気分転換にミントティーいれただけだから、これから本格的に飲み物作るよ!みんななにが良い? ニャン助:(好きなものを答えて下さい) ペンペ:(好きなものを答えて下さい) パオ太:じゃぁボクは(好きなもの)にしよっかなぁ~。テテぽんはどうする? テテぽん:えっと……あの……と、豆乳……。 ペンペ:え? ニャン助:え? パオ太:え? テテぽん:だ、だってさ?豆乳はカラダにいいし、低カロリーだし、うんちゃらかんちゃら(知ってる限りのうんちくをのべて下さい。知らなかったらそのままでOK。)だから! ペンペ:……。 パオ太:……。 ニャン助:……。 テテぽん:え?え?ボクなんかおかしいこと言った?好きな飲み物言っただけだよ?……あ、ちょっと違うかも。“普段飲むようにしてる物”かな。 ペンペ:もーっ!今日はお祝いなんだから!カラダのことなんか気にしないで好きな物飲んでいいんだよぉ! テテぽん:え、そうなの?じゃ、じゃぁ……。 0: 0:―以下分岐ありの2択になります。結果は大して変わりません(多分) 0: 0:選択肢① テテぽん:うわぁ!ごめんなさい!思いつかない!!やっぱり豆乳にしとくよ! パオ太:ちょ、ちょっと待って!ボクんちに豆乳無いよ!あんまり……その、特異じゃ無くて……。 テテぽん:大丈夫、「My豆乳」持ち歩いてるから。 ペンペ:まい、とうにゅう……? ニャン助:ああ、そういえばテテぽんはいつでも豆乳が飲めるようにタンブラーに入れて持ち歩いてるんだっけ。 テテぽん:さすがニャン助!ボクのこと良くわかってるよね! パオ太:ま、まぁそれなら良いんだけど……じゃぁ、それでかんぱい?する? ペンペ:いいんじゃない? ニャン助:良いと思うよ! 0: 0:選択肢② テテぽん:今日は(好きな飲み物を言って下さい)にしよっかな! ニャン助:へぇー!意外なチョイスだな! ペンペ:うんうん。テテぽんならもっと変わった飲み物言うかと思った! テテぽん:変わったってどんなのよ? ペンペ:え、えーっと……“(でたらめなドリンク名を3つくらい上げて下さい)”とか? テテぽん:ボクのことなんだと思ってるの!? ペンペ:「面白いこと考えてる」のひとー!あははっ! テテぽん:(M)それって褒めてるの……? パオ太:ん~と、それあったかなぁ……ちょっと探してくるね!まだ待ってて!(退場) 0: 0:以上で分岐は終わり(つまらなくて済みません←思いつかなかったんじゃなくて時間なかったんだ!) 0: テテぽん:あ……。 ニャン助:ん?まだなにかあるのか? テテぽん:ともだち連れてきてたの忘れてた……(ポケットをゴソゴソ) 0: 0:テテぽん、ポケットから亀を出す。 0: ペンペ:わ!カメさんだ!かわいいね!さわってもいい? テテぽん:いいけど、やさしくしてあげてね?びっくりしちゃうから。 ニャン助:あ、そっか。テテぽんはカメと同棲してたんだっけ……。 テテぽん:うん。ボクだけ出掛けちゃうとカメが寂しがるから連れてきちゃった。パオ太、怒るかなぁ……。 ペンペ:大丈夫だよぉ!カメさんはお菓子も食べないしお茶も飲まないでしょ? テテぽん:うん、野菜しか食べないよ。 ニャン助:ベジタリアンかぁ……。 ペンペ:べじたりあん……? テテぽん:いちいち聞かなくていいよ!ペンペは知りたがりさんだなぁ~! ペンペ:えへへ~! 0: 0:すると、突然家が大きくかしぎ出す。 0:キッチンからパオ太が飛んでくる。 0: パオ太:な、なに?地震?こわっ! ニャン助:みんな!テーブルの下に隠れるんだ! テテぽん:やだやだやだ!怖いよぉ!なんでお祝いの日に怖い思いするの……(半泣き)。 ペンペ:お菓子……まだ食べてないよぉ!!!(絶叫?) 0: 0: 0:どこかの百貨店のおもちゃ売り場。 0:子供が親におねだりをしている。 0: 0: 子供:ねーねー、わたし、このセットが欲しい!買って買って! 親:はいはい、わかったよ。お誕生日だから好きな物買ってあげるって約束したからね。 子供:わーい!これすごくかわいい!おうちの中に動物さん達がいて、パーティーしてるよ!お菓子もちゃんと出来てるね! 親:(M)今時のおもちゃはずいぶん精巧に作られてるんだなぁ……。 0: 0: N:―「スロベニアファミリーのパーティーセット」を持った親子は、そのままおもちゃ売り場のレジへと歩いて行きました。 0: 0: 0:―終わりー
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