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「亜紀、約束を覚えているか」
「はい、覚えています、赤ちゃんですよね」
「そうだ、このまま俺を受け入れてくれ」
亜紀は最高の瞬間を感じて、俺も目一杯の愛情を注いだ。
ああ、なんて素晴らしいんだ、こんなにも幸せを噛み締められるなんて。
ニューヨークの熱い夜はいつまでも続いてくれと願った。
次の日、ニューヨークの街でハーリーウインストンに向かった。
「理樹さん、ここは」
「俺と亜紀の結婚指輪を選ぶぞ」
「本当ですか」
店に入るとずらっと指輪が並んでいた。
「亜紀の好きなデザインを選んでくれ」
亜紀は目を輝かせていた。
リングも購入して俺はほっとあんどの表情を見せた。
「亜紀、日本に戻ったら親父に挨拶に一緒に行ってくれ」
「はい、喜んでお供致します」
「それから、亜紀の親父さんの墓参りも連れて行ってくれ」
「わかりました、父もきっと喜んでくれると思います」
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