第十七章 理樹さん愛しています

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俺たちは日本に戻ると、まず親父の元に向かった。 「親父、俺と亜紀は結婚したよ」 「そうか、それはめでたい」 「これから、亜紀の親父さんの墓参りに行って報告して来るよ」 「そうか、よろしく頼むよ」 「おじ様、いえ、お父様、不束者ですがよろしくお願いします」 「亜紀ちゃん、早く孫の顔を見せてくれ」 亜紀は頬を真っ赤に染めていた。 亜紀の親父さんの墓参りに出かけた。 俺は墓の前で手を合わせた。 「亜紀を必ず幸せにします、約束します、二人を見守ってください」 「お父さん、おじ様に真実を聞きました、どうして話してくれなかったの? これから理樹さんを支えて頑張ります、おじ様がお父様になったので、お父さんの分まで親孝行しますね」 手を合わせて誓った。 俺は亜紀に最後にもう一つお願いをした。 「亜紀、これから真央の墓参りに付き合ってくれないか」 俺は亜紀の返事を待った。
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