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「な、なにすんのよ?!」
あたしは、叫んだ。
しかし、ラインハルト王子様は、なめこ汁を飲み干すと、満面の笑顔になって、言った。
「なんじゃ?! この旨い飲み物は?」
「何って、なめこ汁よ!」
「なめこ汁とな? 余は、大変、気に入った。また、なめこ汁を飲みに、この独房へ参る」
そう言うと、ラインハルト王子様の姿は、ふっと消えた。
「きゃーー!!!」
あたしは、また、叫んだ。
これが、なめこ汁好きの王子様、ラインハルトとの出会いだった……。
ー「味噌汁🌟プリンス ①」おわりー
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