月が見えずとも

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女「━━いや、あるよ。キレイな月が、雲の向こうに。」 男は、うーん、と腕を組んで考え、うん、と頷く。 男「……そうだね。   きっとオレたちはそういう夫婦になる。」 女「……それってプロポーズ?」 男「……………………………………………………………………タイミング悪かった?」 女「サイアク。」フンスッ 二人は笑い会う。 女「とりあえず入んなよ。」 男「えっと……お父さん、御在宅?」 女「もちろん」
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