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神妙な顔つきで尚も傷跡を眺めていた宗司郎だったが、突然がばりと俺の顔の横に右手をついた。そして唇を重ねてくる。
「んっ……んんっ……!」
再び舌が入ってきて、粘膜をてろてろと刺激される。一瞬離れたかと思ったが、すぐに唇をぺろりと舐められた。びっくりしていると今度は舌を優しく吸われる。
息をつく間もない攻撃に、俺はまた思考能力を奪われていく。それなのに、宗司郎は左手で胸を弄り、突起を爪で擦った。
「んーっ!」
全身の血液が激しく巡っている気がするのに、肝心の頭は一切働かない。くらくらして、目に涙が滲んだ。
やがて宗司郎の唇は離れていく。しかし、荒く息をする俺をよそに、宗司郎は乳首を舌でれろっと舐め上げた。
「ああっ!」
「すごい膨らんでるよ、壱葉のここ。」
「あ、ぅっ……!」
すぼめた舌でつんつんと突かれ、悲鳴を上げそうになる。
宗司郎は乳首を柔らかく舐めながら、俺のズボンに手をかけた。もしかして下も脱がないといけないのか……と思ったが、さっきからきつくて痛かったので助かるといえば助かる。
チャックを開けられ、ぐっとズボンをずらされる。ぶるんと解放された陽物がひんやりとした空気に晒された。
「腰浮かせてくれる?」
言われたとおりにすると、宗司郎は手際よく俺のズボンを足から引き抜いた。これで俺は全裸になってしまった。その事実に気づくと、かぁっと体の底から羞恥が湧き上がってくる。見られたくなくて、膝を曲げ小さく丸まろうとしたが、宗司郎はさっと俺の左腿を手で押さえる。
「パンツは履いてないんだ。……すごい、勃ってるね。」
「手をどけろ……!」
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