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5月 球技大会
大宮さんが後ろの席になっったものの、朝に挨拶を少しするくらいだった…
そんな4月が終わり5月が始まった
この学校は「毎月1回以上は何かしら大きな行事がある」というのを売りにしている
5月は球技大会、6月は中間テスト、7月は期末テスト・終業式という具合に
というわけで、球技大会を控えて各学年そわそわしている
来週末に行われる2年は特に…
福島
「なぁなぁ、お前、出る競技決めたか？」
唯一の友人である福島が僕の席に来る
宇都宮
「いや全然…」
はっきり言ってしまえば、出たくない、というのが本音である
福島
「お前、いつもそうだよな、はぁ…」
宇都宮
「作者とタイトルで神経衰弱とかあったらなぁ……」
福島
「もうそれは球技じゃないんだよな…」
宇都宮
「じゃあマネージャーとかしたい」
これは球技に参加していると言えるのでは？？？
福島
「サボる気しかしねぇな」
宇都宮
「サボりたい…補欠だけとかにならねぇかな…」
福島
「絶対無理だな」
必ず1人1回は試合に出場しなければいけないルールなのだ
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