始まりのプロローグ!!

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中年の男に近づく一つの影……それは中年の男を追っていた借金取り……ではない!!その正体は女!!うら若き女子高校生!! 「おっさん……ここで何しているの?」 「ふふふ、何も……行き倒れってやつだ…。」 「そう行き倒れ……ならさ、食べる?私の手作りのパン……。」 眩しかった、中年の男には眩しかった。女子高校生というだけで、その若さに目が眩むのに……この女子高校生は、こんな小汚いおっさんに!!手作りのパンをくれると言うでは無いかっっっ!! 「お前ただの女神かぁーーー!?有り難くいただく!!」 パクっ 「な、何ぃぃぃぃぃぃ!?これは!!」 パンには髪の毛が入っていた!!びっっっしりと!!さすがにこれには中年の男もビビった!!!!!! 「それ私の髪の毛……美味しい?」 「あえて言わせてもらおうか……美味い!!女子高校生の髪の毛入りの手作りパン!!一見ホラーだが美少女だったのが運の尽き!!あいにくと悪いがこの俺にはご褒美でしかない!!」 「ふふふ、私の目に狂いはなかった……。おっさんを選んで良かったよ。」 この物語は、借金取りに追われるおっさんと、謎の美少女高校生の奇妙な愛の物語である。
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