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とても楽しかった。また一緒に暮らしましょう。
最後の力をふりしぼったような優しい笑顔でそう言われた時、胸がぽかりと静かになった。
ああ、この期に及んでそんな安っぽいことを言うんだ。
私達は異世界に飛ばされたりしないし永遠の命を手に入れる術も知らない。記憶を持ったまま転生を繰り返したりもしない。
つまりこの発言は実現不可能で感傷的な甘く染みる言葉に過ぎない。
残された私にその言葉を抱いて生きろというのは酷ではないか。
そんな私の不安を読み取ったかのように彼は囁いた。
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