悪友

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それは、とある薬で。 パパ活でよく使っていたものだった。 俺が個室で2人きりになったとき、下心を持ったおじさんが悪さできないようにいつもドリンクに仕込んでたものだった。 そこでハッと気がつく。 どこでそれを飲んでしまったのか。 そんなの、答えは1つしかない。 (さっき出してくれたあのオレンジジュース…!) その事実に気がついた瞬間、サー…と血の気が引いていった。 「ざけんな、ざけんなよ…!」 何も疑わずに全部飲んでしまった。 こいつ、その時から俺のこと……! 「いやー、お前の飲みっぷり見てて気持ちよかったなぁ……」 俺の体はどんどん言うことを聞かなくなる。 太陽は無抵抗になった俺を好きなように扱ってくる。 相手が俺の体を撫で回そうと、キスしようと、服を脱がそうと、されるがままだった。 ……俺にはもう、どうしようもできなかった。
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