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飲み会
「乾杯!真奈美~やっと念願の一人暮らし実現したね~」
「真奈美~よかったね~これで門限ともおさらばだね~やっと私達と夜遅くまで飲めるじゃん!」
「真奈美のアパートで飲み明かして泊まるのもありじゃん」
「いいね~」
桜井真奈美は念願の一人暮らしが実現して今最高に幸せの絶頂期だった。
一人暮らしが実現できた今、大学時代の友人と
下町の居酒屋で独立パーティと言う名目の飲み会を 友人が真奈美の為にセッティングしてくれた。
「みんなありがとう。うちに泊まりに来てね。でもアパートだから近所に迷惑かけないように静かにしないと駄目だけど~」
「わかった。わかったじゃあ飲み会は外でってことで」
「そうだ。今度~旅行にでも行こうよ。このメンバーでさ~」
「そうだね~もうすぐ会社もお正月休みじゃない?」
「ならうちの実家の田舎に来なよ。実家ホテル経営してるからさ~四人予約入れとくね。今なら間に合うよ」
「早苗の実家って聞いたことなかったけど~どこ?」
早苗は恥ずかしそうに三人に話した。
「今、観光地で有名なんだけどね~」
三人は「うん、うん」そう言って興味深々な顔をして堀早苗の方をまじまじと見た。
「実は愛媛の松江なの~」
三人は驚いた。
「早苗そう言うのは早く話してよ~」
「愛媛の松江って道後温泉の近くじゃん!私行ったことないよ」
「私も行ったことない行ってみたい!」
早苗は「じゃあ決まりね!いつが都合がいいかメールで今日中に入れてね。そしたらすぐ実家に予約入れるから」
三人は「お願い~」口を揃えて早苗に言った。
四人は大学一年の時からの友人だった。
四人はパソコンが好きでパソコンのスキルの上達の為に大学に入ったのだ。
そして四人とも今ときめくテレビでも有名な大手の企業に入社していた。
大学時代、門限が厳しい両親に育てられた桜井真奈美は友人と遊んでいても時間が来るとすぐに帰らなければならなかった。
真奈美はやっと両親から解放されて、これからは飲み会も解禁して朝まで飲み明かせる。
一人暮らしを始めたばかりの真奈美の心はわくわくしていた。
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