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――でも。
私が代わってあげてもいいよ。
だって、あなたのことずっと見てたもの。
私にだって、果耶の真似くらい上手にできる。
あなたの人生、
私が代わりに生きてあげる。
フィナーレまで、演じてみせるから。
さあ、私の手を取って。
これが、私のshowの始まり。
果耶、あなたは
まるで正反対の世界で、
出口のない鏡の中で
楽に生きていくといいわ。
さよなら、果耶。
さよなら、私。
もう、何も考えなくていいのよ。
さよなら。
さよ……な…………
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