なぜ私はこの道を選んだのか

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なぜ私はこの道を選んだのか

私は所謂(いわゆる)生き仏だ。 普段は人前に現れることはない。 薄暗い部屋の中で祈りを四六時中して坊主達に崇められている。 それが今日、300年に一度だけ民衆の前に姿を現す。 奴ら、色んな表情で私のことをみているよ。 時代が変われば服装も表情も豊かになってくもんだ。 それが私の望んだ世の中だ。 これからも私は祈り続けよう。 さて、もう一眠りにつこうか。 次の300年後はどんな表情を拝めるかの。
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