プロローグ

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?????「ハァ ハァ ハァ 兄ちゃん もう走れないよ」 そう言いながら 少しずつ 足が動かなくなっていた 兄「レオ いや レオハルト 諦めるな 僕らは 父さんの分まで 逃げるんだ 見つかったら 殺される」 兄と呼ばれた まだ10歳もいっていないであろう少年は レオハルトと呼ばれた まだ小さい子の手を強く握って 走り始めた 後ろに気を配りながら レオ「そんな事言っても崖だよ」 ガチャガチャガチャ 後ろから 鎧をまとった 人達が来た 兄「クソが 逃げきれないのかよ」 泣きそうな 兄を覗き込む レオ… 鎧の男「貴様ら もう逃がさん さっさと こっちへ 来い 獣が」 兄「僕らはただの人間です」 まるで 怒鳴るように 答えた 鎧の男「貴様らの力は知ってる 逆らうなら 殺すだけだ」 そういった瞬間 沈黙になった 最初に口を開いたのはレオだった レオ「僕らの… 僕の力ってなに?」 鎧の男達は 口元がゆるんだ しかし 兄はそのチャンスを逃す事はなかった 小声で 兄?「お前は生きろ」 そしてレオは 崖に落とされた
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