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自分に忠実
放課後、病んでしまった田村はすぐに帰ってしまったので、いつも通り晶と2人で帰った。ついでにさっきのことを聞いてみた。
「さっきはあんなにキッパリ、どうした?」
「なんにも。」
…なんか冷たくね?もしかして、おれ地雷踏んだ?
「なんか、すまん。おれ…地雷踏んだかも」
「別に地雷って訳じゃないんだけどね…。ただ…、僕も少し言いすぎた。彼女のことをあんな風に言ってたからつい…。」
ふーん。心の良心?働きすぎだろ。訳ありか?
「別に、嫌だったら言わなくていいんだけどさ、前の学校でなんかあったの?」
この時の沈黙は体感的には3時間はあった。どんな顔しとけばいいのか迷いながらも渋い顔する晶の返答を待つ。
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