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『冷蔵庫にグラタンあるから温めて食べてろ』
風呂から上がり、修司からのメールに気付く。冷蔵庫を開けて水とグラタンを手に取った。
修司のお手製のグラタン、『海老グラタン』これは大好きで、店でもよく注文する。ホワイトソースが格別に美味しい。店を任される事になる時に、調理師免許も取ったと聞いた。料理も上手い、手際よくササッと作る。店に出している物はどれも絶品で客受けも良い。下半身以外は本当に完璧なのに、と溜息が漏れた。
午前0時に店を閉めるから、片付けなどをして部屋に着くのは大体0時30分位。自分の家から行くよりも修司の部屋からの方が会社へは若干近い。少しは話せるかな、と弾む胸でグラタンを食べながらテレビを見る。
食べ終わって片付けを済ませ、ソファーに移動して横たわる。スマホをいじったり点いたままのテレビに目を遣ったりしながら、やはり入社一日目の緊張で疲れていたのかいつの間にか寝入ってしまっていた。
「んん… 」
いきなり口の中に何かが這入ってきて目が覚める。修司が帰ってきて、寝ている俺にキスをしていた。
「ん、おか、えり… 。ちょっと… 」
覆い被さる修司の肩を軽く押すと、何も言わずにまたキスをしてきた。右手が俺の股間を撫で回す。
「しゅ、修司、ちょ、ちょっとま、待って… 」
身体をくねらせて避けようとするが修司の力が強い。
「や、ヤらないって言ったじゃないか」
身体中を愛撫されながら、小さく弱く言う。本当ならシたくない、明日はまだ入社二日目だ、ちゃんとして行かなければと思うのに、身体が修司を受け入れてしまう。
「こんなに大きくさせて、俺の事、待ってたんだろ?」
スウェットの上から俺のモノを握って扱く。
「ん、んん… や、やめ、て… 」
「ココはやめてって言ってないけど」
ニヤリと笑ってスウェットと下着を下ろして、完全に勃起している俺のモノを丸出しにした。
「しゅ、修司、明日早いから」
「すぐ終わらすから」
首の後ろに手を回し俺を起こすと、修司がソファーに座りズボンのチャックを全開にすると、修司のガチガチに大きくなったモノがブルンッと飛び出した。
上に跨がる様にと俺の顔を見て目で訴え、腕を引き、腰を抱える。それでも理性が何とか勝ち、
「口でいい?」
明日… もう今日だけれど入社研修中だ、差し支えがあるかも知れない、イれるのは避けたくてそう言った。
「嫌だ」
ひと言そう言って修司の顔が拗ねた様になる。それでも黙ったまま修司を見つめていると、
「もういいよ」と不貞腐れて寝室へ一人で行ってしまう。
コンコンと寝室の部屋の扉をノックしても返事がない。
「開けるぞ」
そう言いながら扉を静かに開けると、ベッドで布団を頭まで被っている。
「修司… す、少しだけにしてくれな」
俺は本当に修司に弱い。
ガバッと起き上がって俺の腕を引きベッドに横にされる。そのまま修司は好きな様に俺の身体中を弄りまわした。
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