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「いや、冗談じゃないですよ? 次の動物の前にやっぱり一回ロボット挟んどいたらいいんじゃないって上に進言しときました」
「……え」
繰り返すが、後輩の頭脳はこの国で両手に入るほどだと評価されている。そんな後輩がそんな風に進言したのであれば、もしかして、もしかすると――。
そう言えば、このサンドウィッチ、何かがいつもと違う気がする……?
ぞく、と背筋に嫌な汗が流れた時。
「なんちゃって、冗談です♪ 先輩の真似してみました、どうですか?」
絶句した僕の膝に乗っていたフェリセットが「いいね!」とばかりに大きな声で「にゃあ!」と鳴いたのを皮切りに――この物語を終焉としよう。
<フェリセットの準備は完了しました / 了>
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