第2章

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珖からの甘い深い口付けに 初めは拒否を示して珖の肩を抑えてた手も、 いつの間にか珖が優しく握りしめていて、 俺はソファへと押し倒された。 Tシャツを捲られて露わになった 俺の胸の尖りに珖の口が 吸い付いてくる。 周りを舐められたり、尖りを吸い上げたり、 口の中に含められて転がされたり、 時には甘噛みされたり。 片方の尖りは珖の指によって 爪で引っかかれたり捏ねられたり 指で弾かれたりと甘痛い刺激が ただただ俺を襲ってきて 段々と自分の体温が高揚してくる。 口から漏れる卑猥な声に嫌になって 腕で口を覆い、出さないようにすると それに気付いた珖が俺の腕を取って、 小悪魔的な笑みを浮かべて見つめてくる。 「ダメだよ。 ちゃんと悠二さんの声聴かせて? いつもそうだけどさ… 何も恥ずかしがることはないよ? むしろ悠二さんが悦んでくれた方が 俺は嬉しいんだから。 あー俺の愛撫に感じてくれてるんだって 分かるんだからさ。ね?」 自分だって耳を赤くして恥ずかしいくせに、 俺には強気な態度で言ってのける珖が 好きで好きでたまらない。 そんなこと言われたら素直に反応してしまう俺は、絶えずと甘い声が漏れていく。 「んっは…あっ…珖…んん…好き…」 「俺も悠二さん好きだよ?」 ニヒルに笑って軽く触れたキスは そのまま首筋、鎖骨へと舌を滑らせ、 脇の下、脇腹、尖りに戻ってきて 再びお腹、ヘソ周りへと舌が降下していき くすぐったくも痺れる刺激に 俺は我慢出来なくなり ただただ声を出すことしか出来なくなる。 「あー…んんっ…珖…んあっ… ねぇ…珖…はぁ…んんっ… もどかしいよ…んんっ…」 「あまりにも悠二さんが色っぽいから ついね?んふふ。ごめんね?」 「じゃあ…早く…んんっ… 次の刺激をちょーだい?はぁ…」 俺が頼むと珖は俺自身を 手で握り締めてきた。
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