第3章

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第3章

「おーい。達哉?おーい?」 俺が目覚めた時に達哉はまだ夢の中に居て、 朝食を作ってあとに 達哉起こしてやろうと 頬っぺたを指でツンツンて突いてやると、 擽ったそうに身を捩じらせて うざったそうに眉間に皺を寄せあわせる。 「なぁ達哉起きろよ! そろそろ朝飯食わないと俺仕事 間に合わなくなるから起きろー!」 身体を揺さぶると 「んっん~…しゅん…」 なんて眠気眼な舌ったらずな声を出して 俺の首に腕を回してきた。 「お目覚めですか?眠り姫。」 「んー…じゃあ…チューして起こして? 王子さま…?」 「やっべ。超可愛いな。 おはよー。ん…チュー。」 触れるだけのキスを落とすと 嬉しそうに顔を綻ばせてふにゃって 笑いかけてくるから、時計をチラっと見る。 「なぁ…達哉…30分でイケる?」 「え?何言ってんだ!? ほら…しゅん!飯食うぞ!わぁー!//」 俺が醸し出した空気を瞬時に掴み取り 焦ったように騒ぎ出す達哉の パジャマの上をまくし上げる。 「なぁ。ヤロうぜ? 達哉は後からでも飯食えるだろ?」 「確かに後でも食えるけど! でも…昨日もヤっただろ!」 「昨日は昨日。今日は今日。 俺は今日の朝の達哉を喰いたいの。」 「もぉ…しゅんはズリィぞ… 仕事遅刻すんなよ?」 俺の物欲しそうに熱い瞳で 達哉を見つめると さっきまでわぁわぁ騒いでたのが大人しくなり、 熱気で帯びた顔で俺を見上げてきた。 「あぁ。さっさと終わらせるな? 達哉は敏感だしすぐに濡れるだろ?」 「んはぁ…バカ…そんなこと言うなよ… んっん…しゅん…チュー?」 チュー?って言ってきて開けてきた唇に 俺の舌を捩込ませて絡み取り、 くちゅくちゅと音を立ててやると 段々と大きくなってくる達哉自身。 俺の自身もそんな敏感な感じ方をする 達哉を見て、満更ではないようで 自分の自身も段々反応を示してくる。 先走った達哉の汁を指で絡み取りながら 蕾付近に指を這わせるとビクッて 身体を反応させる達哉は、 本当に敏感で淫乱で可愛い。 昨日俺のを咥え込んだそこは 意図も簡単に俺の指を出迎えてくれた。
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