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「ねぇ。悠二ちゃん!
これはどうやんの?」
「んー?あ!それはね?
これをこうやってこうやって…
あれ?違う!え?どーやるんだっけ?」
「ちょ、悠二さん!
コーヒー機壊さないでください!
違います!これはここにセットするんです!」
「おぉー!珖すげぇ!」
「さっすが珖ちゃん!
俺のマイスゥイートハニー!」
「うわ!このばか!抱きつくな!
そして達哉さん。感心してないで
このバカ店長をどうにかしてください!」
ここ喫茶店「遊楽」に働き始めて2週間。
まだまだ覚えること沢山で、
分からない時は一応店長の悠二ちゃんに
聞くけど、一緒になってパニクってしまうので
いつも珖が助け出してくれる。
「なんで珖ちゃんそんなに冷たいの?
昨日はあんなに愛してくれたのに!」
「このバカ!//店でそういうこと言うな!
ほら見ろ!達哉さん真っ赤に
なっちゃったじゃないか!
達哉さん大丈夫?」
「あ…うん。ラブラブだなーって//」
「えー?たっちゃんとこの駿太くんだって
こうやってしてくるでしょ?」
「まぁそうだけど…自分がされるより
人の見るのは恥ずかしいよ//」
「こら。
あんま達哉さんを虐めなさんな。
これを駿太くんが見てたら俺ら完全に
半殺し状態になるよ?」
「ひゃー!それは怖いね!
よし!じゃあ開店するねー?」
珖と悠二ちゃんの2人のラブラブ振りを
目の前にするとなんだか照れてしまう。
だって珖ったら口は悪いのに
耳真っ赤にして照れてるしさ。
悠二ちゃんの発言ってどストレートなの。
もうね?照れちゃうよね。んふふ。
「え?達哉さん。何一人で
笑ってるんですか?怪しい。」
「あ!あれだよ!きっと駿太の事を
思い出してにやけちゃったんだよ!
たっちゃんやらしー!あひゃひゃ!」
「わ!わ!からかわないで!
ほら。開店するんでしょ?
今日も一日頑張ろうね?」
俺はそそくさと2人に背を向けて、
店内のテーブルの拭き掃除を始めた。
よし。今日も頑張っていつも頑張ってくれる
しゅんのために何かプレゼントするぞ!
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