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翌朝。
目を腫らしながら「おはよぉー」
なんて挨拶しながら出勤してきた達哉さん。
「なに?喧嘩でもしたの?」
「え?うわー!たっちゃんどうしたの?
目が腫れてるよ!蚊に刺された?」
「悠二さんバカ?
動物が好きなくせしてバカ?
この寒い時期に
蚊が出るわけないでしょうが。」
「え?そうなの?
蚊って一年中いるんじゃないの?」
「もうややこしくなるから
あんたはあっち行っときな!」
「うわ!仲間はずれ!?酷くない?
ねぇ!たっちゃん!珖がいじめるよ!」
「んふふ。ケンカしてないよ?
むしろ逆だよ?」
「あ。もしかして泣くほど抱かれたとか?」
「きゃー!珖ちゃんやらしー!
駿太くんやらしー!」
「違う//違うよ?あのね?
昨日俺がここで働いてること言ったんだ。
俺が帰ってから寝ちゃってて…
しゅんくんが帰ってくるの気付かなくて
そんでどうした?って聞かれて…
俺怒られるかなーって思ったら
なんか泣きながら話しちゃってね?
そうしたらしゅんくん許してくれて…
そしたらまた嬉しくて泣いちゃったの!」
「へぇー。しゅんくん許してくれたんだ。
それは良かったですね?」
「おぉ!顔が良い男は意外に太っ腹!」
「それ使い方違うから。」
「えー?じゃあ猿も木から落ちるだね!」
「落ちてどうするんですか?
それにまた意味違うし。」
「んふふ。相変わらず仲良いね~」
「そうですか?まぁ…バカな悠二さんは
可愛いですよ?」
「あー!また俺のことバカって!
でも可愛いの?ホント~?」
「あー。はいはい。ほら働くよ?」
目を腫らしてやってきたときには驚いたが、
まぁ結果はどうあれ
駿太さんが認めてくれたと言って
嬉しそうに喜ぶ達哉さんが
見れたことに良しとしますか。
ふと不意に鳴ったメールの着信音に
携帯を手繰り寄せ開くとそこには
「達哉がそこでお世話になってるようで?
まぁ…それはいいとして
俺に黙って働かせてたお前には
達哉の目付け役を命ずる。
お前他の男や女に達哉を指一本でも
触れさせてみろよ?
俺その店潰しにいくからな。
まぁ…そういうことでよろしく。」
と脅迫文とも取れる脅しメールが
顔の良い束縛系な達哉さんの彼氏から
届いていたので、
俺はブルっと体を震わせて
まぁそれぐらいは協力してやらないとな。
なんて思いながら携帯をしまい込んだ。
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