第4章

14/17
前へ
/78ページ
次へ
しゅんのキスに散々焦らされて、 翻弄された俺の身体は熱を帯びていた。 唇に合わさってきたときに ギュって首元に手を回すとなんだか 嗅いだことのない匂いがする。 なんて思ってたんだけど… 熱く蕩けるしゅんの舌が気持ちよくて ただただ与えてくる刺激に 何も考えられなくなってきて、 くちゅくちゅとやらしー音が俺の口と しゅんの口の間から聞こえてくるから 脳も痺れてきて全てがどうでもいい。 今はこのしゅんの腕に抱かれることだけが 俺の頭を支配していた。 散々口内を犯された俺はそれだけで 自身に熱が集まってるのが分かる。 離された口からはどちらかのか分からない 涎が垂れていて、 それを舌で舐め上げる しゅんが妖艶で美しい。 スウェットの中に手が入ってきて、 上も下も器用にしゅんの手で刺激が 与えられて、それに感じる俺を見て 楽しそうに笑うしゅんがイヤラシイ。 「んっはぁ…あっ…んっ…しゅん…」 「しゅんじゃないだろ?達哉君。 俺はふくにゃが先生ですよ?」 「も…バカ…はぁ…ふくにゃが先生…」 「どうしましたか?」 「あっ…んっ…はぁ…んっあ…」 「あれ?喘いでないで答えてください。 どうしましたか?って聞いてるんです。」 「もぉ…ふくにゃが先生…バカ… んっあ…あっ…ねぇ…早く脱がして…? はぁ…ふくにゃが先生も脱いで…? あっ…あっ…なぁ…んっあぁ…」 「あはは。いいですよ?」 言うや否やスルリと上も下も脱がされ、 しゅんも着ていた服を脱いでくれて 露わになった彫刻みたいな綺麗な身体に、 指を這わせて尖りを指で弄ると 苦痛にも似た快感を得たしゅんは、 顔を歪めながらも尚さっきまで 衣類に纏ってもどかしく触れていた 俺の自身を綺麗な指が上下に動かされていく。 「はぁ…んっ…ふくにゃが先生…あっ!」 「次は…うっ…どうしましたか?」 「あのさ…んっあ…やっ//それ…ダメ… 離して…んっ…あっ…離して!!」 鈴口に爪を立てて尿道を刺激してくるから 擽ったくて背中がぞわぞわしだして 無条件で腰が浮いてくる。 自然と足もガクガクしてきて 動かしていた指も止まってしまって、 ただただ身をしゅんの指に委ねていると、 やめてくれるはずもなく段々と 俺の自身が絶頂に上り詰めていく感覚が 俺を全身襲ってくる。 「なにがダメなんですか?達哉くん。」 「あっあぁぁぁ!!も…ムリやだ… はっ…はっ…イっちゃうから…んっ… ふくにゃが先生…離してってば!」
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加