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忙しいランチ時が終わって
一息入れようと飲み物を入れたグラスを
片手に持ち、
携帯を弄ると新着メールと
新着LINEの通知が届いてる。
このご時世にメールをしてくるのは
基本一人だけだからと、
そちらを先に開くと
やっぱりそれは俺の愛しい恋人からで
俺はそれをタップして開いていくと
「ランチ食べにおいで~!」と一文だけど
可愛らしいメールが届いていた。
次にLINEを開くと…あぁ!?これは
どーゆうことだよ!は?狼に食われる…?
「なぁ!透!透!!」
「うわ!なんだよ!お前突然!」
「俺休憩2時間もらっていい?
ついでに言うと出掛けていい?」
「え?2時間も…?でもまぁ、いつも
頑張ってくれるからたまにはいいぞ。
愛しの彼女のところに行くのか?」
「よし。戻ってきたらバリバリ働いて
やるからな。達哉のとこ行ってくる!」
更衣室に戻りそのままの格好の上に
アウターだけを羽織り俺は無我夢中で
遊楽へと足を進めていった。
「いらっしゃいませー。あ!しゅんくん!
え?どーしたの?そんなに息ゼェゼェで
こんな寒いのに汗なんかかいちゃって…
大丈夫?忙しかった?」
トコトコと俺の元にやってきて心配そうに
声を掛けてくる達哉にガバって抱き着くと
「わ!しゅんくん//えへへ」って可愛い声と
「え?どういうこと?やだー」なんて悲鳴が
聞こえてくるが俺は御構い無しに
達哉の体をペタペタと触り無事を確かめる。
「も~なんだよしゅん!そんな触るな!」
「達哉無事か?なにもされてない?」
「え~なんだよそれ。なんもないぞ!」
何故か威張ったように胸を張る達哉の頭を
小突いて俺はカウンターへと座った。
「暑すぎて溶けそうですね?」
「なんだかここだけ夏だね~」
「知ってます?駿太くんが来るかも!
って思って達哉さんはソワソワと
していて働いていたということ。」
「ねぇ~!ちょこちょこ時計気にしてさ?
入り口の鐘が鳴るたび
一番に振り向いちゃうの!かっわい~」
「もぉ!二人ともやめてよ!///」
「なぁ達哉。それって本当?」
「うわ!しゅんくんまでなんだよ~。
俺は知らないからな!」
プリプリと怒って中に消えていく達哉は
勿論可愛いし…珖と悠二カップルが
うざったそうに言う言葉の中にも
達哉の可愛い一面が見れて、
俺の顔面は無意識に笑ってる。
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