第5章

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忙しいランチ時が終わって 一息入れようと飲み物を入れたグラスを 片手に持ち、 携帯を弄ると新着メールと 新着LINEの通知が届いてる。 このご時世にメールをしてくるのは 基本一人だけだからと、 そちらを先に開くと やっぱりそれは俺の愛しい恋人からで 俺はそれをタップして開いていくと 「ランチ食べにおいで~!」と一文だけど 可愛らしいメールが届いていた。 次にLINEを開くと…あぁ!?これは どーゆうことだよ!は?狼に食われる…? 「なぁ!透!透!!」 「うわ!なんだよ!お前突然!」 「俺休憩2時間もらっていい? ついでに言うと出掛けていい?」 「え?2時間も…?でもまぁ、いつも 頑張ってくれるからたまにはいいぞ。 愛しの彼女のところに行くのか?」 「よし。戻ってきたらバリバリ働いて やるからな。達哉のとこ行ってくる!」 更衣室に戻りそのままの格好の上に アウターだけを羽織り俺は無我夢中で 遊楽へと足を進めていった。 「いらっしゃいませー。あ!しゅんくん! え?どーしたの?そんなに息ゼェゼェで こんな寒いのに汗なんかかいちゃって… 大丈夫?忙しかった?」 トコトコと俺の元にやってきて心配そうに 声を掛けてくる達哉にガバって抱き着くと 「わ!しゅんくん//えへへ」って可愛い声と 「え?どういうこと?やだー」なんて悲鳴が 聞こえてくるが俺は御構い無しに 達哉の体をペタペタと触り無事を確かめる。 「も~なんだよしゅん!そんな触るな!」 「達哉無事か?なにもされてない?」 「え~なんだよそれ。なんもないぞ!」 何故か威張ったように胸を張る達哉の頭を 小突いて俺はカウンターへと座った。 「暑すぎて溶けそうですね?」 「なんだかここだけ夏だね~」 「知ってます?駿太くんが来るかも! って思って達哉さんはソワソワと していて働いていたということ。」 「ねぇ~!ちょこちょこ時計気にしてさ? 入り口の鐘が鳴るたび 一番に振り向いちゃうの!かっわい~」 「もぉ!二人ともやめてよ!///」 「なぁ達哉。それって本当?」 「うわ!しゅんくんまでなんだよ~。 俺は知らないからな!」 プリプリと怒って中に消えていく達哉は 勿論可愛いし…珖と悠二カップルが うざったそうに言う言葉の中にも 達哉の可愛い一面が見れて、 俺の顔面は無意識に笑ってる。
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