第8章

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「あっ…あぁっ…しゅん…すっげぇ…」 「達也のがすごすぎ…はぁ…」 「なぁ…あっ…も…イキたい…」 「あぁ…うっ…イこっか?」 打ち付けていた腰のスピードを最速にして、 パンパンとぶつかり合うと ビクビクっと達也の身体が波打ち、 ズンって最奥地を突くとブルっと身体を 震わせて、俺の手を汚した達也を見て、 俺のも限界だったため中から引き抜き 達也の背中を汚した。 「はぁ…今何時?」 今回ばかりは自分で洗うっていう達也の 意見を尊重してやり、洗い終えたあと、 バスタブに浸かってる俺に聞いてくるから 電子版を見ると30分を過ぎたところ。 「7時半を過ぎたところ?」 「じゃあ俺出るから…」 「ちょっと待って!」 先に出ると言う達也の言葉に驚きながら 勢いよくバスタブの中から起き上がると、 勢いあまって上半身が前のめりに なってしまった。 それでも達也の手は無事に掴めたから 「どうした?なんか怒ってる?」 「別に怒ってない。」 「本当?じゃあ何で先に出るの?」 「時間ないから。」 「それだけの理由じゃないよね?」 見つめられた瞳もまた可愛いな。 とりあえず達也の全てが可愛いんだな。 そんなことを思う俺は相当達也に 首ったけで惚れ込んでるよな。うんうん。 今だってこのまま風邪を引かせたくないから とりあえずバスルームに連れてきて、 バスタオルでふんわり包むように拭いてやる。 「くすぐって~。んふふ。」 「それでどうしたのかな~?」 「もうしゅんしつけーぞ!」 「だって気になるからさ?」 「もう急に恥ずかしくなっただけ///」 バスタオルから覗く顔が真っ赤で、 力が緩んだと同時にクルッと踵を返し、 バスルームから出て行った達也に ただただ俺もそんな可愛い達也を見て、 照れて真っ赤になるだけだった。 「あ!ちょ!達也待てよ~!」 「うっさい! 早く出ないと間に合わないぞ!」 「分かってるけどなんで一人スタスタと 行っちゃうの?」 「しゅんはさっさと着替えろ!」 「達也着替えるの早くない!?」 「置いていくぞ~?」 「え?それは勘弁!ちょっと待って!」 照れて強気な態度の達也に 俺は追いつくのが必死で、 それでも靴を履いて玄関扉に体を向けて 待っている達也が可愛くて… 適当に掴んだ服をさっさと着替えて、 達也を追いかけるように靴を履いて、 達也の肩を抱きながら家を後にした。
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