第9章

4/6
前へ
/78ページ
次へ
固まってる悠二さんの手を掴んで、 寝室へと足を進めていく。 ったく。どっちが男かってことを この人に身体の隅々まで照明しなければ なりませんよね? 紅葉の時から俺は悠二さんの いいオモチャにされ、 甲斐甲斐しくお世話を受けていたけど 家ではそうも言ってられないでしょ? 今度は俺が悠二さんをお世話する番だよ? 一気に衣服を剥ぎ取って生まれたての格好に なった悠二さんの身体を毛布でふんわりと 包み込むとなんだか凄く可愛いらしいな。 チュっと額にキスを一つ落とすと 腕が伸びてきて俺の首に回してくる。 んふふ。そんなところも可愛らしい。 唇に重ね合わせてゆっくりと悠二さんの口内を 堪能するように舌を合わせていく。 俺の舌遣いに合わせるように悠二さんの舌が 絡み合って甘い息を漏らしながら、 くちゅくちゅと絡み合う音が口から漏れる。 薄目を開けて悠二さんの顔を見れば なんとも色っぽくそして美しく、 俺のキスに酔いしれていることが分かる。 そのまま手を上半身に滑らせて、 焦らすようにお臍から鎖骨辺りに 弧を描くように指で撫で上げていくと、 耐え切れなくなって俺の口から離れ 甘い声が悠二さんの口から零れ落ちていく。 俺はそんな悠二さんに満足しながら、 クルクルと動かしていた指を 胸の尖り付近でやめてあげて そのまま尖りを弾いてやるとビクっと 悠二さんの身体が波打ち始める。 ニヤリと笑い片方の尖りは俺の舌で、 片方の尖りは俺の指で、 挟んで、潰して、舐め上げて、吸って、 転がして、甘噛みして、弾いて。 ありとあらゆる尖りの攻め方をしてやれば 一層大きく啼く俺の可愛い彼女。 ビクビク跳ねる身体も素直で可愛い。 見れば悠二さんの自身が大きく そびえ立っており、 そのモノに愛しい気持ちが溢れでる。 「あ。いいこと思いついた。」 「んっはぁ…珖なぁに…?」 「悠二さんさ?自分で自分のモノ扱いて?」 「えっ!ええっ!無理だよ!無理無理!」 「無理じゃない。ほら早く?」 「えっ!なんで?やだよ…」 「悠二さんが乱れて興奮する姿が見たい。 それが出来たらご褒美あげるからさ?」 「え?ご褒美…?」 「そう。今日は悠二さんがヤりたい体位で 攻めてあげますよ?」 恥ずかしさでフルフルと涙目で震える 悠二さんの頬に一つキスをしたらゴクリと 生唾を飲み込む音が聞こえてきて、 あー。俺の為にやってくれるんだな。 と確信が持て、堪らなくなった俺は、 再び悠二さんの口内を愛おしい気持ちを込めて 犯してやると、 悠二さんの手が自身に 添えられたのが視界の端で捉えた。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加