第49回 栄町編②

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第49回 栄町編②

「いにしえ・文字通りの街・栄町(さかえまち)②」  続き。現地までの足取り重い。何しろ、写真のような「山の中」を、テクテク歩いて行くのだ。名前が、 「山中」 0ac9bd7d-e1b0-4c79-adc1-d6a2ccc57dd5 78253d45-c10a-4cee-98fc-ace7d9341048 だから、いいか?などと、冗談めいたこと考えて、ハイキングにうってつけのこの地区を「行脚」して、現地「龍角寺」に行って、ビックリ!したのは・・・ 817a16a5-e983-470e-88f8-0c04800f3cd0 「何だ?この立派な石塔の数々は・・・」 58b5caf9-e3c5-4216-9355-9986108b3901 とにかく、おかしい?仁王門跡の基礎になる石?何この遺構物の数々?現地へ行ってビックリ!したのは、何と龍角寺とは、 0b52439e-bbbe-4a88-af49-5fc442dd5e75 「関東最古の寺の跡!!」 だと知ってビックリ!!皆さん、知っていましたか?流石にこれは、 「栄町」だわ。  何と、五重塔?三重塔?も建っていた?火事で焼失?白鳳時代の、709年(和同2年)創建?全然知らなかったぞ?みんな知らないよ?こんなこと?ちば人も!  寺の銅造薬師如来坐像は国の重要文化財?  へ?こんなに栄町「龍角寺」は「歴史」あったの?「畿内」との結びつき大?大変に驚いた!  あっけにとられ、いろいろわからないことだらけになったので、スマホを駆使して調べたら、ビックリ!することばっかり!  こりゃ、わからん、行政に少し聞いてみるか・・・と、現地からバスに乗り、目的の、 「栄町役場」 へ行くことにした・・・ 055f2ced-5a82-48eb-a20f-f3e95a081405  途中、ちばでよく見かける光景「菜の花」の咲き乱れる春爛漫の畑を横目に現地に着き、まあ、この栄町役場の建物の立派さにも、「ビックリ!」した。それに、受付のかたが、またまたこれまた「親切」で驚き、何かもう居心地よすぎて、見たものは・・・  何と、街のシンボルキャラクターの、 「龍夢(ドラム!)」君! 8d660cd0-9a64-437b-aaeb-40404feef421  うわ、これは可愛い!!などと思っていたら、肝心の質問を忘れてしまって、ご当地キャラ欲しさに商工会の方のところへ行って、龍夢君の着ぐるみのほうへ、興味がシフトしちゃっていた・・・  しかし、この街面白い!!安食駅(あじき)の昇降口には、ファンキーな図柄のエレベータがあるし、街が現在は東京へ向かう人たちのベッドタウンになっており、行政が進んでいる香りがプンプンする。本当にいい香り。 3475ac78-9cc8-4237-9a77-75fe97f6275b  そんなこんなこと考えているうちに、役場で地図を見ても、栄町の中心、安食駅周辺には神社仏閣多く、歴史もあり、ただものでない街とはっきりわかったよ。  何か、博物館の先生方でもわからないから、龍角寺のことは仕方がないか・・・と、もう割り切るしかないと思い、わからないままにして、栄町で最後に向かった場所が、駅から徒歩圏内で行ける、 「大鷲(おおわし)神社」で、 58fc0b70-0c62-4304-8392-0306652beefb  ここも凄く有名らしい。何か「子宝」の神様の神社らしく、ちょっと女性の手前、これ以上は書けないので写真とかは掲載しませんが、子供が産まれず困っているお父さん、お母さん方の、本当に深刻な悩みがわかったよ。何か考えさせられた。  まあ、とにかく「龍角寺」は「謎」だわな。おそらく、栄町北部に「利根川」も流れており、水運もよかったのでしょう。(昔は、上流とはつながっていませんが) (現地には、印旛排水機場とか、利根川から印旛沼へ向かう長門川に施設あり、米どころとして、この地区が昔から豊かだったのが手に取るようにわかる)  畿内との結びつきが、メチャクチャあったことがわかった。蘇我氏とかとも関連があったのだろう。そういや、千葉市中央区にも、「蘇我」という地名があるくらいだものな・・・  しかし、東京とか神奈川、埼玉ではなく、ちば、がこんなに「畿内」「大王」とのかかわりが深かったのか・・・、益々謎めいてきた・・・ (おそらく、黒潮が関係あるだろう)  今回、「龍角寺岩屋古墳」でも思ったし、「龍角寺」自体でも思ったよ。本当に、ちばは、 「謎」 だらけ。でも、わからなことは、わからないままでいい、見えないものは、見えないままでいいという、日本人の独特のメンタリティーからすると、このままでもいいのか・・・という、気もしないでもないが・・・  とにかく、栄町はこういう街なのです。人口自体は街で2万人、大きさも県44位の大きさの、決して大きな自治体ではないのですが、まあ、奥が深すぎる。  元々、山中は、ことある度にこの成田支線のこの電車によく乗りに来て、印旛沼に抜ける栄町長門川の鉄橋と、手賀沼に抜ける我孫子市布佐駅近くの鉄橋が、 「大好き」 で、山中の一番好きな季節、 「晩夏」 になると、早場米の地域なので、8月下旬にもなるとこの地区は、 「黄金色の絨毯(じゅうたん)」 になって、大変に綺麗な景色の地区でして、刈り入れも8月には始まるのですが、通過でなく、途中下車してみないとわからないことってあるのですね。  各駅停車でもいい、寄り道ばかりの「山中」の人生でもありますが、こうやって途中下車して寄った街に、思わぬ、 「発見」 「ドラマ」 が、あると想いもしませんでした。同様に、成田支線沿線、県北部の「我孫子市」とか、「神崎町」とかにも何かありそうで、現地に実際に足を運んでみなきゃ、わからないことが沢山あることが、はっきりわかりました。  今回、素晴らしかったのが、古・いにしえに栄えた「栄町」ですが、現在、東京のベッドタウンとして、「安食台」とか「龍角寺台」とか街も発展しており、いにしえばかりでない、現在も、 「栄」 はじめた「胎動」を感じました。新旧混ざった、おらが街の、 「自慢」 のできる、大変な「宝」のつまった「街」ですよ・・・ Fin
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