赤い月の下で

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小学生の秋。 私は恋をした。 運動神経抜群で、頭が良くて、少し可愛い一面もある人。 同じクラスで、私より背が高い。 他の子から奪ってでも手に入れたい。 そんな恋叶うはずない。 私とあの人は正反対。 あの子のほうがお似合いだけど... だけどさ... 少しくらい夢を見せてよ。 「おーい。コセンさーん。  今日一緒に帰れる....かな..?」 「ごめん今日塾。  急がないといけないし、セキイさんとは通学路違うじゃん。」 コセンくんは走っていってしまった。 「むぅ...。」 送ってあげようか?だったら一緒に帰れたかな。 あのこの前では笑顔なのに.. 私のこと嫌いなのかな...。
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