この世の理

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:閖様はこの世界の唯一の汚点である。彼女が誕生 することは世界の終わりを表す。 もうこの世界は長く持たない。 守りの大樹はこの世界が安定する 500年前よりもさらに昔からこの土地を守ってき た。 もう限界なのだ。 このままでは皆、滅ぶ。 回避する方法はひとつしかない。 この世界の汚点とされる、閖様を消し去るしかな いのだ。 もう手遅れだ。 だが 彼女が皆の心にいる限り、大丈夫。 何故、閖様が汚点なのか、それは私にも分からな い。 だが閖様はそれを承諾なさっている。 決行日は明日の正午。 全てを新しくするのだ:
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