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少女はとてもお腹がすいているようでとても大きな空腹の音がした。
それに加えて寒そうにガタガタ震えている。
「それじゃあ一晩家に泊めてあげるよ。でも明日になったらちゃんと自宅に帰りなさい」
少女は「ありがとう! お兄さん」と立ち上がってニコッと笑う。
少女を自宅に連れて来てすぐに私は自作のラーメンを作ってあげた。
少女は礼儀正しく部屋の片隅で正座をして座っている。
「もう少しでラーメンができるからもう少し待ってね。あとくつろいでおいて大丈夫だからこたつの中にでも入りな」
少女は歩いてこたつまで行き、ちょこんと座った。
ラーメンが出来上がったので、お箸とコップを先にテーブルに置く。
「お待たせしました、熱いから気をつけて食べなよ」
彼女はいつまで経っても食べなかった。
不思議に思って「ラーメン嫌い? 」と質問する。
少女は「これがラーメンという食べ物なのですね。いただきます」と言って食べ始めた。
「なにこれ! めっちゃ美味しいです! 」
「本当に?お口に合って良かった」
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