56人が本棚に入れています
本棚に追加
「いちかー?」
一夏を探してホールを見渡す。
でも一夏の姿が無い。
「?」
いつもならあっちから帰ろーって小突いてくるんだけどな。
「どこ行っちゃったんだろ…」
その時、窓の外に一夏の姿が見えた。
すでに私服に着替えているようだ。
(あれ、いつの間に外に出たんだろ)
そう疑問に思ったけど、ようやく一夏を見つけた!
嬉しさからすぐさま外へ俺も飛び出す。
うきうきで声をかけた。
「いーちか!!帰ろ!帰ってドラマ見よー!!
感動の最終回が俺たちを待って…る…」
だけど、すぐにはたと足が止まる。
「錦…」
一夏がこっちに気が付いて振り向く。
俺も持ってるお揃いのパーカーを羽織っていた。
その横に、いたのは…
最初のコメントを投稿しよう!