ずっと一緒のはずだよね…?

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「いちかー?」 一夏を探してホールを見渡す。 でも一夏の姿が無い。 「?」 いつもならあっちから帰ろーって小突いてくるんだけどな。 「どこ行っちゃったんだろ…」 その時、窓の外に一夏の姿が見えた。 すでに私服に着替えているようだ。 (あれ、いつの間に外に出たんだろ) そう疑問に思ったけど、ようやく一夏を見つけた! 嬉しさからすぐさま外へ俺も飛び出す。 うきうきで声をかけた。 「いーちか!!帰ろ!帰ってドラマ見よー!! 感動の最終回が俺たちを待って…る…」 だけど、すぐにはたと足が止まる。 「錦…」 一夏がこっちに気が付いて振り向く。 俺も持ってるお揃いのパーカーを羽織っていた。 その横に、いたのは…
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