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もう、これ以上話していたら、我慢できずに彼のところに飛んでいってしまいそう。
後ろ髪を引かれながらも、別れを告げた。
「じゃあ、おやすみなさい。電話ありがとう」
「ああ、おやすみ」
声を聞けたのは、信じられないほど嬉しかったけど、心はざわめいて収まらない。
今日は眠れないかも。
付き合いはじめからこれじゃ、先が思いやられるけど。
でも……
自分から望んで、彼の恋人になったんだ。
なかなか会えないというこの状況に慣れていかなければ。
わたしは、強く自分に言い聞かせた。
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