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ピンポーーーーン
休日の昼過ぎ。
部屋の片付けも終え、コーヒーでも飲もうかとキッチンに向かった時だった。
静寂を打ち破るインターフォンの音に、ふと思い当たる。
ーーあ。お願いしてた荷物…今日届く様になってた
「はいはーい！」
今向かっている企画の参考のため、実家に置いてある雑誌を送ってもらうよう母に頼んでおいた。
さっそく忙しい娘のために送ってくれたのだろう。
ーーお母さん気が効く～♪
インターフォンの液晶を確認することなく、急いで玄関のロックを解除する。
「ご苦労様です。ありがと… …」
と、今まさに印鑑を取り出そうとした。
ところだった…
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